北岡 青 きたおか しょう
1996年12月9日生。4歳の時に高次機能自閉症であることが判明。人とのコミュニケーションが苦手であったことから、一人の時間を読書やイラストを描くことに熱中。小学校時代には、興味のない授業中に消しゴムのカスを活用し様々な物を創りだすようになる。高校3年生時、スカルピー(プラスチック粘土)との出会いによって造形の喜びに目覚め、試行錯誤を繰り返しながら我流で技術を身につける。その後作品が有識者の目にとまり名古屋芸術大学に進学。2015年伊勢パールセンターで初めての個展「小さなきらめき」を開催後、県外でも展示。インターネットへの小説投稿や、イラスト・漫画などにも力を入れる。
佐藤 慎也 さとう しんや
1975年12月27日生。幼少の頃よりクレヨンやサインペンを用い、大好きな電車やバスの絵を描きはじめる。中度の知的障害を持ち、人とのコミュニケーションを取るのが苦手なこともあり、独学で制作に励む。現在は働く場を得、心の糧になっているのが「絵を描く」こと。その絵の魅力は、ガラスに映り込む風景や瓦の枚数に至るまで、細部にわたり忠実に再現された緻密な描写である。周りの人々が寄り添い、才能を育んできた作品です。2010年より小山田美術館にて毎年個展を開催。2011年より名古屋三越美術画廊にて開催されている「NHK厚生文化チャリティー展」に出品し、社会福祉活推進に取り組んでいる。
菅尾 博司 すがお ひろし
1968年9月5日生。名張育成会 ワークプレイス栞を平成24年より利用する。
新聞・チラシ・TVからの情報収集は膨大なもの。
主に墨を使い緻密な線で、下から積み上げていくように描く。入念に形をチェック。
2017年「亀山トリエンナーレ」に作家として参加。加藤家屋敷跡に作品を展示する。
第7回「Art to You東北障がい者芸術全国公募展」企業賞受賞。
2021年「アートパラ深川」入選。
2022年「三重県障がい者芸術文化祭」絵画の部で「県知事賞」を受賞。
寺岡 洋子 てらおか ようこ
1950年1月14日生。知的障がいを持ち、現在、障がい者支援施設津長谷山学園で生活をしている。絵を描くのが好きで、施設内の「アトリエyou遊」で創作活動を行っている。2012年から開催されている三重県障がい者芸術文化祭に第1回から版画作品を出展し、知事賞2回、議会議長賞3回、その他多くの受賞歴がある。
中野 元洋 なかの もとひろ
1978年3月12日生。5歳の時自閉症と診断。
自閉症の特徴のひとつであるこだわりが文字であり、文字を書くのも眺めるのも好きであったため、8歳から書道塾に通い始めた。
10年目の18歳の時、初段を獲得し雅号は「剛碩(ごうせき)」となる。
習字を習い始めて20年目28歳の年に、友人知人が実行委員会を結成し個展を1週間開催。
2014年度より三重県障がい者芸術文化祭に出展し、知事賞受賞、議長賞を受賞。
特別支援学校を卒業したあと一般就労が実現し29年になる。
芳村 雄介 よしむら ゆうすけ
1986年2月7日生。30歳で双極性障害と診断され、就労移行支援事業所ジョブステーションマツサカに通い始める。小・中学校時代に書道を習っていた事もあり、就労プログラムでの書道の楽しさを感じる事ができた。その後水墨画や水彩画にも興味を持つようになり独学で描き始める。絵画と書道を組み合わせた作品にも挑戦し、松阪市障がい者作品展や、三重県障がい者芸術文化祭にも出展するなど、創作活動を続けている。
山本 渉 やまもと わたる
1984年4月3日生。幼少期から絵を描くことが好きだった。17歳の時に強迫性障害と双極性障害と診断される。2018年にワークプレイス栞にて二人展開催をきっかけに絵画活動を本格的に始める。初期の作品はボールペンだけで描き黒一色だったが2024年頃からアクリル絵の具に出会い、カラフルな作品も描くようになった。